小山車両センターに所属しているE231系は、宇都宮・高崎線で使用されていた115系の置換えを目的として導入されたものです。冷静に考えると既に新製後20年を経過しております。私は現在55歳ですので、子供の頃に見た115系の前照灯の大きい初期型と経年としてはあまり変わりがありません。
車体はそれほど古さは感じませんが、少々寒々とした感じのする車内の配色やスクロール式の次駅案内表示など、それなりの前世代感はあります。横須賀線への新車投入完了後に、後継車両の導入に取り掛かってもよい時期なのかもしれません。一時期に比べるとJR東日本の新車投入もペースダウンした印象は否めませんが。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC59A、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC66です。台車はDT61G/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置は普通車がAU726・グリーン車がAU729、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のヤマU528編成は2001年8月に東急車輌で新製されたものです。グリーン車は2004年9月に川崎重工で完成したものです。2016年3月に東京総合車両センターで機器更新を完了しています。