京浜急行電鉄でかつて活躍していた800形は、1978年から2019年まで約40年間にわたり親しまれた電車です。正面が丸みを帯びたデザインで、ライトが一つ目だったことから「ダルマ」というニックネームで鉄道ファンや沿線住民から親しまれていました。
主に普通列車(各駅停車)として運行されました。駅の間隔が短い京急線において、素早く加速し、スムーズにブレーキをかける性能に特化していました。その他、京急線内の急行にも使用されました。
2100形を除く京急の車両は1車両につきドアが3つですが、800形は乗り降りをスムーズにするために4つのドアがありました。ドアは片開きでしたが、両開きが既に主流となっていた時代に珍しいものでした。
写真の805編成は、1979年6月に東急車輌で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1995年6月に806編成を組み込んで6連化されました。2014年1月に1000形1331編成と入れ替わりで廃車になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿