2015/02/08

583系特急形電車 寝台特急「ゆうづる」

写真は1984年頃、東北本線の尾久駅で撮影した青森運転所所属の583系電車です。なんと堂々の13両編成で、今では見ることのできない長大編成です。上野ー青森間を常磐線経由で結んでいた寝台特急「ゆうづる」の上り列車が営業運転を終えて折り返すところですね。
当時は東北・上越新幹線の始発駅が大宮で暫定開業した直後で、上野ー大宮間は185系の「新幹線リレー号」で結んでいた時期です。「つばさ」「やまばと」「鳥海」など上野始発の特急も暫定的に1本ずつ?残り、さらに急行列車もある程度残されておりました。
当時私は中学生で、新幹線の開業によって在来線の特急が減ったように思っていたものですが、今考えるとずいぶんと被写体に恵まれていたことを痛感します。土曜日には授業がありましたので、日曜日の早朝に出かけていたのですが、他に写真を撮っている人も見かけませんでした。
青森運転所の583系は1985年3月のダイヤ改正で、食堂車のサシ581を編成から外して基本編成が9両に短縮されました。JR東日本に継承された寝台特急「ゆうづる」は、1993年12月に定期列車としての運転を終えています。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 尾久駅】

2015/02/07

横浜線の205系電車

横浜線の205系電車は、2014年2月からE233系6000番台による置き換えが始まり、2014年8月には営業運転を終えました。28編成がわずか半年で新型に置き換わったのですから、JR東日本の新型車両の投入のスピードはやはり凄いものがありますね。
横浜線の205系電車は、1988年9月に営業運転を開始しました。このときは翌年2月までに7両編成25本が投入されて、103系電車を置き換えました。205系は投入されるときも、置き換えられるときも半年間という短い間に行われたのです。
横浜線に205系が入った頃は、現在よりも根岸線への直通運転の本数が多く、日中はかなり利用する機会がありました。当時京浜東北線は103系がほとんどで、205系は車内が明るくていい電車だと思っていました。1989年には少数の205系が京浜東北線に投入されたのですが、6本までしか増えませんでしたね。
写真を撮影したのは1993年、オリジナルスタイルを維持しています。置き換えの頃には、6扉車が増結され、行先表示はLEDになり、列車種別表示機は使用しなくなり、前面にはスカートが付き、パンタグラフがシングルアーム式に換装されたりと、細部には様々な変化が見られました。
【撮影:佐野次郎 1993.3.28 山手駅】

2015/01/31

根岸線の103系電車

私にとって一番身近な電車といえば、根岸線を走っていたスカイブルーの103系電車ですね。なんといっても最寄りの路線を走る電車で、ものごころがついたときに走っていた電車でしたから。根岸線に103系が投入されたのは、1965年からでした。当初は8連で、その後7+3の10連に増強されました。
車内は緑色の壁にブルーのシートで、今の電車みたいに明るい車内ではありませんでした。クーラーもありませんでした。子どもの頃、根岸のマンモスプールで遊んでいると築堤を走る姿がよく見えたのも印象に残っています。
1974年からは写真のようなATC対応型の運転台の高いタイプの先頭車両が投入され、冷房車も増えていきました。それでも編成中に古いタイプの車両が混じっていたり、運転台が中間にあるために通りぬけできない編成もかなりありました。
1989年には、205系が4編成だけ投入されました。さらに1992年からは後継となる209系電車が投入され、103系の置き換えが始まりました。1997年には京浜東北・根岸線の電車は209系に統一されました。現在ではさらにその後継のE233系1000番台に置き換わっています。
【撮影:佐野次郎 1993.3.28 山手駅】

2015/01/25

鴨居レイアウト

今では時間がとれなくて静態保存状態になっておりますが、私もNゲージを学生の頃からコレクションしておりました。
実家の6畳間で最初はお座敷運転をしており、確か1992年3月の就職直前に鴨居に棚を取り付けて、鴨居レイアウトを完成させたのでした。
単線のエンドレスに、ヤードという構成で、走りに徹し、シーナリーなどにはいっさい手をつけていないようなものでした。レールはKATOのユニトラックを使用していました。
この鴨居レイアウト、私が1994年に実家を出て一人暮らしを始めるとともに廃線となってしまいました。

2015/01/24

EF65形F型(534号)

根岸線の桜木町ー根岸間には、けっこうな本数の貨物列車が走っております。牽引する機関車も複数の形式が走り、EF210形を中心として、EF64形1000番台、EF65形PF型、EF66形、EF200形、EH200形を見ることができます。
写真を撮影した93年頃は、EF65形がほとんどで、一般型、P型、F型、PF型を見ることができました。JR貨物の更新塗装に塗り替えられた車両も走っておりました。
根岸線の貨物列車といえば、私にはEF15形の印象が強く、EF65形は新しい部類に思っていましたが、今となってはEF65形F型はむろんのこと、後ろの貨車も見られないものばかりですね。
写真の534号は、1966年10月のダイヤ改正で設定された東海道・山陽本線の高速貨物列車牽引用として、1966年8月に東芝で新製されたF型第3次量産機3両のうちの1両です。1996年1月に廃車されました。
【撮影:佐野次郎 1993.3.28 山手駅】

2015/01/10

広島電鉄1900形〈1910〉

このところインフルエンザが流行しているそうです。私も撮影に出よう出ようとは思っているのですが、なんだかんだと理由をつけては休日は家にいることが多くなっております。
それにしてもインフルエンザはやっぱり気になりますね。外に出ると咳をされている方もたくさんおられます。症状がきつくてかかるとたいへんですし、仕事に穴をあけるのは避けたいところです。
私は通勤時間が約2時間と長いですから、マスクは必ず着用して、うがい・手洗いもやっています。また睡眠時間を確保して疲れを溜めないように心がけています。
そんな訳で今週も過去のストックより更新します。広島電鉄の1910号(もと京都市電1900形)です。このカラーは京都市電時代とほぼ同じですが、やっぱりいいですね。
【撮影:佐野次郎 2013.9.11 天満町ー小網町間】

2015/01/03

京浜急行600形〈607編成〉

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。早いもので当ブログも足かけ7年目を迎えることになります。
鉄道趣味にもさまざまなスタイルがありますが、私は車両研究と撮り鉄がメインになります。あとは乗り鉄と模型を少々といったところです。
結婚したことで独身のときよりも家事をするようになり、以前のように毎週撮り鉄に出かけることは難しくなりましたが、できれば月に1~2回、首都圏の電車を中心に撮影を再開したいと思っています。
なかでも京急・東急・相鉄は定期的にフォローしたいですね。写真の607編成は1995年6月に川崎重工で完成したものです。2007年7月に京急ファインテック久里浜工場でロングシート化改造を受けております。
【撮影:佐野次郎 2014.3.16 四ツ木ー立石間】