当時は東北・上越新幹線の始発駅が大宮で暫定開業した直後で、上野ー大宮間は185系の「新幹線リレー号」で結んでいた時期です。「つばさ」「やまばと」「鳥海」など上野始発の特急も暫定的に1本ずつ?残り、さらに急行列車もある程度残されておりました。
当時私は中学生で、新幹線の開業によって在来線の特急が減ったように思っていたものですが、今考えるとずいぶんと被写体に恵まれていたことを痛感します。土曜日には授業がありましたので、日曜日の早朝に出かけていたのですが、他に写真を撮っている人も見かけませんでした。
青森運転所の583系は1985年3月のダイヤ改正で、食堂車のサシ581を編成から外して基本編成が9両に短縮されました。JR東日本に継承された寝台特急「ゆうづる」は、1993年12月に定期列車としての運転を終えています。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 尾久駅】