2015/02/15

モハネ582-30

日本で初めての座席・寝台両用の寝台電車として、1967年に581系が登場しましたが、1968年10月のヨン・サン・トウダイヤ改正に際して増備されるときに、直流・交流50Hz・交流60Hzの3電源に対応できる583系に移行しました。
こうして登場したのが、モハネ582・583形電動車です。制御車のクハネ581、食堂車のサシ581は共用となり、増備が継続されました。さらに1970年には15両編成化を意図して電源供給能力の強化を図った制御車クハネ583形が登場しました。東北方面では先頭にこの形式が使用されました。
この寝台電車である583系は、腰高で独特なスタイルで、私もたいへんに魅力を感じます。実車も模型も非常に人気がありますね。私はKATOのNゲージを持っています。サロ・サシを組み込んだ8両編成です。
写真のモハ582-30は、1968年9月に汽車製造で完成し、青森運転所に新製配置されました。1987年2月に廃車となっています。国鉄の分割・民営化直前に廃車となったわけですね。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 尾久駅】