2017/01/04

京浜急行新1000形(1017編成)

私こと佐野次郎は、本年になってから2日に東急池上線、3日に京浜急行本線の撮り鉄に出かけて参りました。ここ数年めっきりと撮影に出かける回数が減っておりましたが、ようやくペースを掴めてきたようです。
さて撮影していて、正面に「2017」と表記している編成に気が付きました。京急にそんな編成あったっけ、と不思議でした。後で下り列車を撮影して気が付いたのですが、本来「017」と表記している1017編成に「2」を足して「2017」と表記しているのですね。
2017年を記念しているのでしょうが、誰が考え付いたのか面白いアイデアですね。京急といえば「赤い電車」ですが、青・黄の異色の編成や、リバイバルカラーや、この2017編成など面白い編成もあり飽きません。
写真の1017編成は、2002年5月に川崎重工で完成したもので、新1000形の1次車に相当します。現在は、8両編成は総合車両製作所、6両・4両編成は川崎重工で製作しているようですが、初期のアルミ車体のグループではそれぞれに発注されていました。
【撮影:佐野次郎 2017.1.3 能見台ー金沢文庫間】

東京都電6000形(6236号)

父の遺品を整理していて、日本橋を走る都電6000形の写真を見つけました。父のメモによると1970年の撮影です。荒川線だけになる前の、都心の併用軌道を走る現役の都電の姿を見ることができます。
写真の20系統は、江戸川橋ー須田町間の路線でしたが、日・祝のみ、日本橋を経由して通三丁目まで延長運転されていました。20系統は神明町電車営業所の受け持ちで、1971年3月の都電の第五次撤去で廃止となりました。
東京都電6000形は、1947年から52年にかけて290両が製造され、車体更新によりほぼ同等の車体となった3000形・4000形とあわせて都電の標準的な車輌として活躍しました。6152号が荒川線で2000年まで動態保存的に使用されていました。
写真の6236号は、1950年12月に新日国工業で完成したもので、三田車庫に配置されました。1967年12月に三田車庫の廃止に伴い、巣鴨車庫に転属しました。翌1968年2月には巣鴨車庫の廃止により神明町車庫に転属となり、1971年3月に神明町車庫の廃止とともに廃車となりました。

2017/01/03

荒川線7500形(7513号)

私事ですが、昨年の9月に父を見送りました。父は絵を描くのが好きで、練習を重ねて勤務先でほぼ一貫してデザインの仕事をするまでに至りました。定年退職後にも、よく自宅で果物や植物などの水彩画を描いていました。
写真もまた趣味で盛んに撮影しておりました。鉄道ファンというわけではありませんでしたが、たまたま鉄道を撮影することもありました。私は父に保育社のカラーブックス「蒸気機関車」「路面電車」を小さいときに買ってもらい、そのまま40代後半となった今も趣味として続いております。
写真は王子駅前の都電荒川線のスナップです。1974年10月に27系統と32系統を統合して、荒川線と改称してから、1977~78年にワンマン化される間に父が撮影したものです。7500形の原型の姿、東北新幹線開業前の空の広い王子駅前の姿が残っています。
写真の7513号は、1962年に新潟鉄工所で完成したもので、青山車庫に新製配置されました。1968年9月に柳島車庫に転属し、1972年11月に荒川車庫に転属しました。1977年8月にワンマン化、1985年に車体換装・冷房化され、2009年7月に廃車されました。

京浜急行新1000形(1607編成)

順調に増備が進んでいる新1000形ですが、既に6両編成だけでも13編成78両の勢力に達しております。6連の増備によって800形の置き換えを進めているというわけですね。
新1000形の6連は2011年度の11次車で初めて登場しましたので、新1000形の6連は今のところすべてステンレス製の車体となっております。
新1000形の16次車では車端部のクロスシートが復活し、乗客が自由に利用できるコンセントが装備されました。スマホの電池が心細くなった時には役立ちそうですね。
写真の1607編成は、2016年11月に川崎重工で完成したもので、新1000形の16次車に相当します。2016年12月17日から営業運転に就きました。デビュー後約2週間の姿を記録することができました。
【撮影:佐野次郎 2016.12.29 能見台ー金沢文庫間】

2017/01/02

京浜急行新1000形(1445編成)

京浜急行電鉄では2002年から新1000形の増備を継続しており、2016年12月現在で366両にまで達しております。これは京浜急行の車両では最大の在籍数で、既に先代1000形最盛時の356両を凌駕しております。
1次車から5次車までのアルミ車体のグループと、6次車から15次車までのステンレス車体のグループ、そして15次車のうち1800番台と16次車のステンレス車体にマイナーチェンジしたグループと、外観の面ではバラエティに富んだ形式であります。
アルミ車体のグループは、2100形を3扉・ロングシート化したような仕様で、通勤型電車としては極めて良質だと感じます。側窓は固定式の複層ガラスで、車体とフラットになっています。これは似たような形状の600形にもないスマートなものですね。
写真の1445編成は、2006年11月に川崎重工で完成したもので、新1000形の5次車に相当します。新1000形の4両編成のうちアルミ車体のグループは48両が製造されました。
【撮影:佐野次郎 2016.12.29 能見台ー金沢文庫間】

京浜急行新1000形(1057編成)

京浜急行といえば「赤い電車」ですが、1000形の1057編成は、2014年5月に黄色に塗装変更され、「しあわせの黄色い電車(KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN)」として走っています。
「赤い電車」だけでも充分魅力的ですが、青の2133編成・606編成があり、2000形・800形にも1本ずつリバイバルカラーの編成があったりと京急には撮影意欲を誘う編成が揃っております。
青・黄の京急における異色編成も、細かな変更があるようで、今回撮影した際には、マツモトキヨシのラインスタンプのようなラッピングが施されていました。
写真の1057編成は、2005年8月に東急車輌で完成したもので、新1000形では4次車に相当します。前後の種別・行先表示がフルカラーLED式に変更されました。
【撮影:佐野次郎 2016.12.29 能見台ー金沢文庫間】

2017/01/01

荒川線8900形(8908号)

都電荒川線では、長らく主力として活躍してきた7000形の置換えを目的として2015年から翌16年にかけて8900形8両を導入しました。8800形をベースとしており、基本性能は共通ですが各所の設計を見直しております。
目につきやすい変更点は、8800形の車体は丸みを帯びたデザインでしたが、8900形は直線基調のデザインになっております。また車体前面に設けられた緩衝器カバーと救助器は、保安性を高めるために8800形のFRP製から金属製に変更されています。
車体配色については、8800形と同じくカラーバリエーションがあり、オレンジ・ブルー・ローズレッド・レモンイエローの4色があります。
写真の8908号は、2016年7月にアルナ車両で完成したもので、8900形のラストナンバーに相当します。2016年8月1日に8907号と揃って営業運転入りしました。
【撮影:佐野次郎 2016.12.30 王子駅前ー飛鳥山間】