2016/10/29

荒川線7000形(7022号)

都電荒川線7000形の7022号は、2005年6月から車体更新・ワンマン化当時の黄色に青帯の塗装に復元されています。同時にスノープラウを取り付けて、積雪時に除雪作業に使用できるように工事を施されたそうです。
都電荒川線のワンマン化は、1977年10月と1978年4月の二段階に分けて実施されました。過渡期にはワンマンカーと車掌の乗務するツーマンカーか混在したほか、7000形の車体更新による車両不足を補うために6000形が多く営業運転に就いていました。
7000形の車体更新・ワンマン化は、1977年11月から78年3月にかけて31両に実施されました。アルナ工機で車体を新製し、台車・走行機器を7000形から流用しました。当時としては斬新なデザインで、1978年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
写真の7022号は、7076号を1978年1月に車体更新したものです。1990年3月には冷房改造を受けております。集電装置はビューゲル→菱形パンタ→シングルアーム式パンタ→菱形パンタと変更されています。
【撮影:佐野次郎 2016.10.10 滝野川一丁目-飛鳥山間】