車体は軽量構造のオールステンレス製となり、車体幅は千代田線の限界に準拠しつつ裾絞り形としています。窓配置は8000形と同様で、戸袋窓と妻窓を設けています。車内の配色は、8000形の後期製造車から採用された暖色系としています。
制御装置はGTOサイリスタによるVVVFインバータ制御で、主電動機は出力175kWの三相誘導電動機を装備しています。台車は空気バネ台車(FS534/FS034)を装備し、冷房装置は集約分散式を採用しました。
写真の1055Fは、1988年2月に日本車輌で完成したもので、4連の1次車に相当します。1000形は現在更新修繕が行われ、車内設備のリニューアルと制御装置の更新が行われています。更新修繕が行われた編成は、行先表示もオリジナルスタイルの幕式からLED方式へ換装されています。
【撮影:佐野次郎 2018.11.6 百合ヶ丘ー読売ランド前間】