2018/11/18

小田急電鉄3000形(3271F)

小田急電鉄3000形は、長く活躍してきた「小田急顔」の2600形・4000形・5000形・5200形、初代千代田線直通用の9000形が置換えの時期を迎えたために導入された車両で、コスト削減と環境負荷の軽減を目指して2001年度から製造されています。
車体は軽量ステンレス製ですが、2600形以来の裾絞りをやめ、直線となりました。また前面は非貫通としています。車内は色調も明るく、出入口の内側もステンレスむきだしではなく化粧板が張られているので、寒々とした感じはありません。
制御装置は、IPM素子を用いたインバータ制御で、出力180kWの三相誘導電動機を駆動します。制動装置は電気指令式で、台車はボルスタレス式空気ばね台車(TS-1026/TS-1027)を装備しています。冷房装置は小田急でははじめて集中式を採用しました。
写真の3271Fは、2005年5月に川崎重工で完成したもので、3000形の5次車に相当します。3000形は2018年4月現在で、334両(10両編成6本、8両編成14本、6両編成27本)が在籍しています。
【撮影:佐野次郎 2018.11.6 百合ヶ丘ー読売ランド前間】

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