デジタルの一眼を入手して撮影を再開したのが2009年ですが、過去に撮影した写真を見直してみると、既に姿を消した形式もあります。京急の先代1000形や相鉄7000系、小田急5000系などですが、都営地下鉄新宿線の10-000形も2018年に姿を消しました。
10-000形は新宿線の初代の車両で、開業前の1971年に試作車が完成して三田線で試験されました。新宿線開業の1978年から97年まで増備が行われ、224両(8両編成28本)が製造されました。
写真の10-230Fは1988年5月に近畿車両で完成したもので、10-000形の4次車に相当します。新製当初から冷房装置を搭載していました。撮影後に行先表示のLED化が行われました。2016年9月に廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2019.7.19 笹塚駅】