新玉川線の建設にあわせて登場し、長らく田園都市線の主力として活躍してきた8500系の置換えも2020系の導入により本格化しております。2020系は今年度に20編成にまで増えますので、8500系もあわせて運用を離脱する編成が出ております。
JRでいえば、国鉄時代の103系と同時期に製造された8500系をずいぶんと長く引っ張ったように感じます。とはいうものの東横線でも5050系が導入される前は、8000系の更新を行いながら長期間使用していました。
東急でも、8090系・8590系・7600系・7700系とここ10年で姿を消した系列が出ています。東横線は5050系、田園都市線は2020系・5000系、目黒線は3020系・5080系・3000系、大井町線は6020系・6000系・9000系、池上・多摩川線は7000系・1000系に集約されました。
写真の8615Fは、1975年10月に東急車輌で完成したものです。当初は5連でしたが、中間車を増備して10連になりました。行先表示のLED化、先頭車へのスカート設置などが行われました。2020年8月に営業運転を退き、廃車になりました。