110号機関車は1871年イギリスのヨークシャー社で完成したもので1形式1両の存在です。1923年に保存することが決まり、青梅鉄道公園が開園する前は大宮で保管されていました。
青梅鉄道公園は鉄道開通90周年を記念して1962年10月19日に開園しました。青梅線の青梅駅から15分ほど坂をのぼったところにあります。規模では梅小路蒸気機関車館にはかないませんが、収蔵されている機関車の製造時期のレンジの長さでは当公園がまさります。
なにぶん屋外展示であるため、車両も痛みやすいようで私が撮影した1992年3月にはくたびれた感じの機関車がほとんどでした。1997年には三か月休園して補修を行い、さらに2007年6月には屋根をつけたそうです。
【撮影:佐野次郎 1992.3.1】