写真の 9000系は新2000系とよく似た電車ですが、101系電車の初期形の電気部品を利用して、1993年から1998年にかけて所沢車輛工場で製作された電車です。
新製された車体は新2000系に準じたものですが、細部については当時の最新型車両だった6000系の仕様も一部取り入れて変更しています。また10両固定編成ですので、収容力の大きい電車でもあります。
当初は101系と同じく抵抗制御だったのですが、補修用の部品が今後入手しにくくなることも考えられ、VVVFインバーター制御に更新されました。部品は20000系と共通化を図っています。
写真の9105Fは1996年に所沢工場で製造され、2006年9月に東急車輛でVVVFインバーター制御に改造されています。その際に先頭車に車番を表記するようになりました。