2010/04/21

京成電鉄3500形(3576編成)

 都心から成田空港への到達時間を大きく短縮する「成田スカイアクセス」の開業を7月に控えている京成電鉄ですが、同じ京成でも千葉線に見出すことができるのは「地域の足」に徹する姿です。
 先日京成稲毛駅を利用した際に印象的だったのが、駅員さんが改札をくぐるお客さんに「いってらっしゃい」と声をかけ、お客さんも「いってきます」と駅員さんにこたえていた姿です。なかなかいいことではないかと思います。
 写真の3500形は72両が在籍していますが更新が進み、写真のように原形をとどめるのは16両だけです。この16両はもう更新されることはないようです。
 写真の3576編成は1979年4月に日本車輛で完成したものです。私はスカイブルーの根岸線103系を利用して大人になったもので銀色のステンレス車は近代的な車両というイメージがあるのですが、3500形の車内は30年という年数の経過を切に感じさせるものです。