東西線の05系11次車と仕様をそろえて製造された半蔵門線用の08系は、2003年3月の水天宮前ー押上間の延伸に伴い製造されたものです。
半蔵門線の押上延長によって、東武伊勢崎線はいままでの日比谷線に加えて半蔵門線とも相互直通運転を行うことになりました。当初は伊勢崎線からの直通列車が日中に20分ごとと少なく不評でした。その後のダイヤ改正で是正され、現在では10分間隔にまで増えています。
初代の半蔵門線用の8000系も直線を強調したデザインでしたが、この08系もエッジの利いた鋭いデザインの電車です。近年の電車らしく床面が低くなり、ホームとの段差が縮小しています。
写真の08103Fは2003年1月に日本車輛で完成したものです。いまのところ2003年に60両が製造されてから08系の増備は行われておらず、8000系のVVVFインバーター化工事が進んでいます。
【撮影:佐野次郎 2010.3.28つくし野駅】