2010/04/24

新京成電鉄8000形(8516編成)

 新京成線の8000形電車は、1981年に完成した3次車以降、主回路を界磁チョッパ制御に変更して製造されました。回生ブレーキ付きの「省エネ電車」になったというわけです。
 8000形の塗装は、2006年の京成千葉線への乗り入れを契機として、側面の帯のデザインをN800形に準じたものに変更しています。また先頭車のスカートは製造当時にはなく、あとから増設したものです。
 また8000形の台車は、私鉄の電車では珍しく国鉄103系電車のようにコイルバネ式の台車を採用しています。保守のしやすさを考えて、あえて採用したようです。
 写真の8516編成は、1985年6月日本車輛で完成したものです。新京成線は開業当時には京成から譲渡された古い車両を使用していましたが、8500形の登場により京成に近い水準に進化したといえるでしょう。