2010/04/17

東京都交通局7000形(7022号)

 7000形の7022号車は1977年の荒川線ワンマン化当時の塗装を再現して走っています。この塗装の荒川線に実際に乗車した方もたくさんいらっしゃると思います。
  1977年といえば、路面電車に「新形」が入ることがほとんどなかった時代です。そんな時代の中で、停留所のホームをかさあげして乗り降りも容易にした上で、車両を刷新したということはたいへんなことだと思います。
 ワンマン化前は黄色い車体に赤帯を巻いた7000形・7500形・6000形が荒川線を走っていました。荒川車庫も現在のものとは違う古い建物が建っていました。また王子駅前の停留所は新幹線の高架下になった現在とは違い、上空は広々としていました。
 その後、細々と路面電車にも各地で新車が入るようになり、富山のように新線が開通するところまで出ました。しかしながら路面電車復権というところまではいかないようですね。

2 件のコメント:

  1. 最近、リバイバル塗装が流行っていますね。1977年当時、私は小学生で、親に「遊園地に行きたい」と言うと、京成の町屋からこの電車に乗って、ナントカ7丁目で降り、区立荒川遊園地に連れてこられたのを思い出します。遊園地のアトラクションは後楽園遊園地などとは比べものにならないくらいショボいものでしたが、都電に乗るのだけは楽しみでした。
    既に最後の都電となっており、停留所にはワンマン電車の乗り方などが書いてあったような記憶があります。図鑑などでは赤い帯なのが実物は青いのが少し不思議でしたが、当時ワンマンに変わったばかりだったんですね。

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。
    私は荒川遊園地には行ったことはないのですが、遊園地が「区立」というのは凄いことではないでしょうか?
    ちなみに私の地元には野毛山動物園という「市立」の動物園があります。入場料は無料です。今話題の旭山動物園のような凄い営業努力があるわけではないですが、看板娘〈息子?〉のレッサーパンダは盛んに動きまわってかわいらしいです。どこぞのモノトーンで、まったく動かずに笹ばかり喰らっているとは大違いです。さらに野毛山動物園には横浜市電も保存されています。

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