7000形の7022号車は1977年の荒川線ワンマン化当時の塗装を再現して走っています。この塗装の荒川線に実際に乗車した方もたくさんいらっしゃると思います。
1977年といえば、路面電車に「新形」が入ることがほとんどなかった時代です。そんな時代の中で、停留所のホームをかさあげして乗り降りも容易にした上で、車両を刷新したということはたいへんなことだと思います。
ワンマン化前は黄色い車体に赤帯を巻いた7000形・7500形・6000形が荒川線を走っていました。荒川車庫も現在のものとは違う古い建物が建っていました。また王子駅前の停留所は新幹線の高架下になった現在とは違い、上空は広々としていました。
その後、細々と路面電車にも各地で新車が入るようになり、富山のように新線が開通するところまで出ました。しかしながら路面電車復権というところまではいかないようですね。