東葉高速鉄道は西船橋ー東葉勝田台間16.2kmを結ぶ路線で、1996年4月に開業しました。工事期間の長期化と建設費の高騰のため、開業当初は新車を用意できず東西線の5000系を改修して1000系として使用してきました。
しかし相互直通運転を行っている東西線が新形ATCを導入することになり、検討の結果として東葉高速鉄道としても新車に置き換えることになりました。
こうして登場したのが東京メトロと共同開発した2000系電車で、05系の13次車と仕様を共通化した上に、メーカーへの発注も一本化したことで大幅なコストダウンを図っています。
写真の2109Fは2006年12月に日立製作所で完成したものです。ちなみに2000系の導入により廃車となった1000系の中にはインドネシアに渡って活躍しているものもあります。