2010/04/25

鉄道博物館クモハ101-902

 国鉄~JRの通勤電車が現在のように路線別のラインカラーを採用したのは、写真の101系電車が最初です。1957年に試作車が登場し、1958年から1968年にかけて1.535両が製造されました。
 101系電車はまず中央快速線に投入され、長らく主力として活躍しました。途中で103系も投入されましたが、1985年に201系に代替されるまで活躍しました。いまやその201系もE233系に置き換えられてつい最近営業運転を退きました。
 その他、首都圏では中央・総武緩行線、南武線、鶴見線で活躍しました。また山手線、赤羽線、京浜東北線でも一時使用されていました。私は学生の頃中央・総武緩行線で使用されていた101系にときおり乗車しました。103系や201系と同じ黄色い電車ですが、クーラーもなく、運転台の後ろの窓が大きかったのを憶えています。
 写真のクモハ101-902号は1957年に製造された試作車のうちの1両です。鉄道博物館ができる前は大井工場〈現在の東京総合車両センター〉で保管されていました。15年くらい前ですが、仕事で大井工場を訪問した際に見た記憶があります。