2010/04/26

鉄道博物館クハ181-45

 3月には上野ー金沢間の夜行急行「能登」の臨時列車化にともない、ボンネットスタイルの特急形電車を使用した定期列車がなくなるということで、鉄道ファンの注目が集まりました。
 ボンネットスタイルの列車の元祖は、1958年に東京ー大阪間を6時間半で結んだ特急「こだま」号の151系電車です。今から50年以上前のことになります。
 1964年の東海道新幹線の開業により、151系電車はモーターを増強して181系に編入され、中央本線の特急「あずさ」や、上越線の特急「とき」に使用されました。
 写真のクハ181-45は1965年に汽車会社で完成したものです。1982年11月の上越新幹線開業まで、特急「とき」として活躍しました。最後の頃は、ヘッドライトの撤去で少し間延びした風貌となり、外板のへこみも少々目立ち、車高の異なるグリーン車を組み込んだりと痛々しい姿で走っていたのですが、ここ鉄道博物館では美しい姿で展示されています。

2 件のコメント:

  1. 佐野さん、こんにちは。
    特急『とき』は上野駅でよく見かけました。冬になると上越方面から来る電車は屋根に雪を積もらせて入線してきたものです。東北線、常磐線の電車は上野まで雪を持ってくることはほとんどなかったので、『とき』などの屋根に積もっている雪を見て雪国の降雪の凄まじさを感じたものです。

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  2. irifujiさん、コメントありがとうございます。

    上越線といえばやはり「雪」ですね。石打駅までスキー客を運ぶ臨時特急は「新雪」という名称でしたし、新幹線になってからもガーラ湯沢駅まで列車を延長運転していましたね。
    私が普段利用している根岸線にも上越線からEH200形電気機関車が牽引する貨物列車や、もと上越線用のEF64形1000番台も乗り入れてきますが、両形式とも豪雪に負けないようないかつい機関車であります。

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