武蔵野線の205系が、2020年10月に営業運転を終了しました。武蔵野線の205系は、1991年頃に少数が新規に製造されましたが、大半は山手線から転用した車両の電気部品を新しくしたものでした。後継は主に中央・総武緩行線から転属した209系500番代・E231系です。
私も京葉線に乗り入れている武蔵野線電車を通勤で利用していたことがあります。京葉線内は快速運転で、便利に利用しておりました。現在は京葉線内は各駅に停車するのですが、京葉線も快速中心だった頃に比べると速達性は後退しているといわざるを得ません。
というのも沿線の開発が進み、利用客が増えているのですからやむを得ないことです。京葉線・武蔵野線とも開通当時の想定よりも大幅に利用客が伸びていますから、列車の運転本数や駅の通路幅なども充分ではないのではないでしょうか。
写真のケヨM33編成は、1988年4月に東急車輌で山手線のヤテ56編成として完成したものです。8両が2005年7月に東京総合車両センターで武蔵野線向けの転用改造を終えました。2020年1月に廃車され、インドネシアに譲渡されました。