285系は1998年7月に運転を開始した「サンライズ出雲」(東京ー出雲市間)「サンライズ瀬戸」(東京ー高松間)に使用するためJR東海が3000番代14両(7両編成2本)、JR西日本が0番代21両(7両編成3本)を共同で導入したものです。
車体は普通鋼製で、空間を有効に活用するためダブルデッカー構造を基本としています。一人用のB寝台個室「シングル」を中心に、A個室や2人用B個室など5種類の個室があります。またノビノビ座席と称するフルフラットスタイルの座席も設けています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のWPC9、主電動機は出力220kWのWMT102A、補助電源装置はWSC35です。台車はWDT58/WTR241、集電装置はWPS28A、冷房装置はWAU706を装備しています。
写真のイモI3編成は1998年5月に川崎重工で完成し、出雲運転区に新製配置されたものです。2008年6月から後藤総合車両所出雲支所と名称が変更されています。2013年10月にモハネ285形の2パンタ化など安全性向上と新製時の状態回復を目的としてリフレッシュ工事を行っております。