中央本線特急へのE353系投入によって捻出されたE257系0番代と房総地区の特急見直しによって捻出されたE257系500番代をそれぞれ9両編成のE257系2000番代・5両編成のE257系2500番代に改造し、東海道線の特急「踊り子」に転用して185系の置換えを行うことになりました。
E257系0番代と500番代では自動幌装置のサイズが異なっているため、今回の転用改造に際して2000番代と2500番代の併結・貫通を可能とするために、クハE257形2100番代の自動幌装置を旧500番代にあわせて幅広のものに交換しています。
制御装置はPWM-VVVFインバータ制御のSC119/SC118、主電動機は出力145kWのMT72A、補助電源装置は待機二重系SIVのSC120です。台車はDT64/TR249系、集電装置はPS36、冷房装置はAU302、車両情報制御システムTIMSを装備しています。
写真のオオNA03編成は、2001年6月に東急車輌で完成し、モトM103編成として松本車両センターに新製配置されたものです。9両が2019年4月に秋田総合車両センターで東海道線向けの転用改造と機器更新を完了し、大宮総合車両センターに転属しました。