2023/01/23

相模鉄道21000系(21107F)

相模鉄道では3月に開業する東急線直通に向けて着々と準備を進めています。21000系の導入もその一環です。10両編成の20000系はいずみ野線~東横線への直通運転に使用されますが、21000系は相鉄本線~目黒線への直通に充当される予定で試運転もペースが上がっています。
21000系は8両編成になったこと以外は、外観は20000系とほぼ変わりません。強いて言えば非常用のドアコックのうち一か所が車体中央部の床下に設置されていることで、これは東急目黒線の3020系などと同じになっているそうです。
客室内についても20000系の2次車と同じ仕様になっています。最近の電車でよく見るLCDの表示器は21.5インチと大形になっています。相互直通する他社線に貸し出されて試運転を行う編成もあり、当初は部分装備としていた直通運転に必要な機器の実装も進んでいるものと推測されます。
写真の21107Fは、2022年12月に日立製作所で完成したものです。2023年1月に営業運転を開始しました。21000系は2022年度の設備投資計画で24両(8両編成3本)が導入されました。新製当初から8両編成表示と編成番号表示を前面に掲示しています。