2023/06/11

東京モノレール10000形(10021編成)

東京モノレール10000形は、1000形の後継車両となるもので、「スマートモノレール」を基本コンセプトとしています。イーサネットによる車両制御装置やボルスタレス台車など、東京モノレールとは初めてとなる技術を導入し、消費電力を1000形に比較して約40%削減しました。
車体は無塗装のアルミ製で、シングルスキンとダブルスキンを組み合わせたハイブリッド構体を採用しました。これは軌道構造から厳密な軸重管理を求められるためです。車内はロングシートとクロスシートを組み合わせています。日立製作所で製作された車両によく見られる全面ガラスの仕切扉が印象的です。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR4810B、主電動機は出力100kWのHS37627-03RB、補助電源装置はIGBT-SIVのCDA137です。大しぁはHAF-43/HAF-44、集電装置はSC形H-50-4、冷房装置はHRB501-5、列車情報管理装置ATIを装備しています。
写真の10021編成は、2015年1月に日立製作所で完成したものです。10000形は2014年7月から営業運転が行われています。撮影時点では2020年賀正のヘッドマークを掲示して営業運転に就いておりました。