2023/06/16

東京地下鉄16000系(16126F)

千代田線の主力として使用してきた6000系も経年40年程度を経過し、技術の陳腐化や機器の劣化が目立ち始めました。そのため2010年度から代替として16000系が導入されました。16000系は次世代の環境配慮型通勤車両として、最先端の技術と実績のある技術の融合を図っています。
車体は有楽町・副都心線用の10000系と同じ構造のアルミ製です。車内の配色は、化粧板を白、座席のモケットと床を紺色としています。貫通路・荷棚・脇仕切りの一部に強化ガラスを用いています。車内案内表示装置は東西線用の15000系と同じく、17インチワイドの液晶2画面です。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-214-15V271、主電動機は出力205kWの永久磁石同期電動機MM-S5A、補助電源装置はSIVのNC-GAT240Aです。台車はFS779系、集電装置はPT-7136G、冷房装置はCU7616を装備しています。
写真の16126Fは2016年6月に日立製作所で完成したもので、16000の4次車に相当します。16000系は2次車の16106F以降は非常用扉を中央から車掌台側に寄せ、16112Fまでが川崎重工、16113F以降は日立製作所、16129F以降は再び川崎重工が製造を担当しました。

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