18000系は、東急田園都市線と東武伊勢崎線・日光線を接続する渋谷ー押上間の半蔵門線用車両として約40年間使用してきた8000系190両(10両編成19本)の代替を目的として2021年に導入されたものです。一体として運行される東急田園都市線と東武伊勢崎線・日光線でももちろん恒常的に走ります。
車体寸法は、連結面間距離20.000mm(先頭車のみ20.470mm)、車体幅は2.780mm、屋根高さは3.635mm、床面高さは1.140mmです。ラインカラーの識別帯を、ホーム柵の高さを考慮して在来車と同様の側面中央部だけでなく上部にも配置しています。
最高運転速度は110km/h、加速度は3.3km/h/s、減速度は常用3.5km/h/s、非常4.5km/h/sです。ブレーキ方式はATC連動回生ブレーキ併用電気指令式電空併用ブレーキとTISによる編成総括回生ブレンディング制御方式です。
写真の18111Fは2022年10月に日立製作所で完成したものです。18000系は2021年8月に営業運転を開始しました。2025年度中に8000系の代替を完了する予定です。東急電鉄でも長年活躍した8000系を2020系に置き換えたことろですので、車両の世代交代が進んでいるという印象です。