2024/04/09

東京地下鉄03系(03140F)

東京地下鉄03系は1988年から94年にかけて、日比谷線の開業時から使用していた3000系の代替と冷房化・新ATC導入に対応するために新製されました。営団地下鉄(当時)の車両としては初めて新製当初から冷房装置を搭載していました。
18m・3扉の軽量アルミ製車体で、4M4Tの8両編成となっていました。座席の専有幅は一人当たり450mmとなっていました。前面幕板部分はブラックアウトされてアクセントになっています。側扉上にLEDスクロール式の案内表示装置を設けておりました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMA-198-15V46、主電動機は出力190kWのMM-7C、補助電源装置はIGBT-SIVのTNAA130Aです。台車はSS135/SS035系、集電装置はPT4322S、冷房装置はCU765Aです。
写真の03140Fは1994年7月に東急車輌で完成したもので、03系の7次車に相当します。仕様は6次車と同様で、3000系の代替が完了し冷房室100%が達成されました。2017年9月に廃車となりました。03系は13000系に代替され、2020年2月に営業運転から退きました。