2024/06/05

EF65形1000番代(1115号)

EF65形1000番代は、フレートライナーや固定編成客車を牽引するために導入されたものです。東北本線や上越線でも使用するため耐寒耐雪構造を採用し、運転室正面に開戸を設けるなど設計を変更しました。1968年度から1978年度まで139両が製造されました。
車軸配置はB-B-B、主電動機は出力425KWのMT52Aを6機搭載しています。台車は両端台車がDT115B、中間台車がDT116C、集電装置はPS22Bを装備しています。塗色は全体を青15号、両端上部と側面帯をクリーム1号としていました。
通勤帰りに横浜駅で珍しくEF65形を見かけ、すかさずスマホで撮影しました。横須賀線を使うこともあまりないので偶然でした。といっても1985年3月のダイヤ改正までは、特急「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」、急行「銀河」と東京発のブルートレインの先頭として主役級の存在感を示していたのですが。
写真の1115号は、1978年8月に川崎重工・富士電機で完成したものです。500番代に代わる寝台特急牽引用に東京機関区に新製配置され、JR東日本に継承されました。1985年3月に東京機関区の廃止により新鶴見機関区の所属になってから、1986年11月に田端機関区の配置になりました。