E131系1000番代は、2023年12月24日から鶴見線で営業運転を開始したものです。205系の代替となるものです。2024年3月のダイヤ改正で代替を完了すると思われていましたが、ダイヤ改正を待たずに205系は営業運転を退いた様子です。
1000番代は房総地区や相模線、東北・日光線に投入されたE131系の鶴見線用の新たな区分番代です。E131系では初めて裾絞りのないストレート車体を採用したのが大きな特徴です。前面は一見すると貫通構造のように見えますが、貫通扉を構成しているわけではありません。
ドア上には17インチ液晶ディスプレイによる情報提供装置を1両につき4台設置しており、座席モケット上部は鶴見線をイメージして黄色くなっています。またドアは半自動機能を持つため、開閉ボタンも装備しています。
写真のT2編成は2023年10月に総合車両製作所新津事業所で完成したものです。E131系1000番代は24両(3両編成8本)が鎌倉車両センター中原支所に配置となりました。3月のダイヤ改正でワンマン運転を開始するので車掌の乗務は過渡期の暫定措置ということになります。