京浜急行電鉄の主力車両である1000形のうち、ロング/クロス転換座席・トイレを備える1890番代は2020年度に導入された20次車から登場しました。2021年度の21次車でも12両(4両編成3本)が増備されました。
2100形の付属編成的な側面もあるようで、座席指定のウイング号の12両編成や、イベント列車に使用されています。また折り返しとなる快特の12両編成や急行にも使用されています。ちなみにロングシート使用時に腰掛は一人用と明確に区分されます。
さてこの1890番代ですが、公募により愛称が「Le Ciel」(ル・シエル)とつけられました。3月26日から、車体側面にラッピングが施されています。1891.1892.1894.1895編成の中間車の海側にラッピングが行われ、営業運転に就いています。
写真の1895編成は2022年2月に総合車両製作所横浜事業所で完成したものです。2022年3月18日から営業運転に就いています。実際に乗車すると大型のトイレ室が設置があることのインパクトも大きいです。これは京急ではもちろん初採用の設備です。