E653系の車体はアルミ製でダブルスキン構造を採用しています。651系に比較するとややカジュアルな印象を受けるデザインでした。勝田車両センターに再転入した編成は臨時列車に主に使用されますが、国鉄特急色も案外似合っています。
1000番代化改造によって機器の防雪カバーが車端部に設けられていますが、これが近隣で実見すると目立つところです。「フレッシュひたち」に使用されていたころには当然ない設備で北海道の特急電車のような装備です。新潟地区の降雪の厳しさが想像されます。
写真のカツK70編成は、3両がK308編成の中間車として1998年11月に、4両がK354編成として2005年2月に日立製作所で完成したものです。2013年6月に郡山総合車両センターで1000番代化改造が行われU-108編成となりました。2018年11月に秋田総合車両センターで機器更新・国鉄色化し、勝田車両センターに転入しました。