京浜急行の主力である1000形は、2002年に1次車が製造されてから、2023年度の22次車まで順調に増備が進行しています。総勢554両と京急ではダントツの最多勢力であります。既に2017年から初期グループの車両更新が始まり、第一編成である1001編成が最初に更新されました。
新製時点では、側窓はすべて固定式でしたが、ドア間が二段式とされ、連結面については一段下降式となりいずれも開閉可能となりました。車内については、最近の増備車と同様に袖仕切りが大型化され、情報案内装置もLCDになりました。
VVVFインバータ装置・主電動機もシーメンス製から国産品に交換となり、ドレミファインバータではなくなりました。またクーラの交換、ライトのLEDへの換装も行われました。運転台の機器についても変更が加えられているそうです。
写真の1001編成は、2002年2月に東急車輌で完成したものです。2017年9月に京急ファインテック久里浜事業所で更新工事を終え、営業運転に復帰しました。更新後は京急線内でのみ運行されていましたが、2023年8月から都営線への乗り入れを再開しました。