都電荒川線の荒川車庫の隣には、「都電おもいで広場」が設けられ、PCCカーこと5500形5501号と学園号こと7500形7504号が保存されている。
屋外とはいえ屋根がつき、管理体制も整っているようである。飲料の自動販売機が都電と同じ塗装というのもご愛嬌だ。
しかし、かつて東京中を走り回っていた都電の保存施設がこれだけいうのはいかがなものかとも思う。
「都電博物館」なるものがあっても不思議でも何でもないと思う。両国にある江戸東京博物館の無駄な吹き抜けに作ってもらいたい。6000形・7000形・8000形など現存する廃車体をかき集めるのだ。
いささか好き勝手なことを書いてしまったが、小規模ながら保存施設があること、そしてなによりも荒川線が営業運転を継続していることを素直に喜ぶべきだろう。