2013/12/25

広島電鉄3950形〈3956ACB〉

広島電鉄3950形は、広島駅ー広電宮島間の直通用車両として、1997年から98年にかけて6編成が製造されました。3500形から進化を続けてきた「ぐりーんらいなー」シリーズの最後の形式でもあります。
前頭部はサイドに丸みをつけた曲面ガラスを採用し、前照灯周りのデザインも変更され、より洗練されたスタイルになりました。塗装がグリーンとダークグリーン、ホワイトの組み合わせとなり、3900形以前の形式とはずいぶんと印象が異なります。
主回路は3900形と同様、VVVFインバータ制御を採用しています。なおパンタグラフの性能向上を図り、シングルアーム式のZパンタグラフ.を採用しております。
写真の3956ACBは、1998年3月にアルナ工機で完成したもので、3950形のラストナンバーに相当します。この形式は扉の下部を目立ちやすくするために赤に塗装していますが、宮島の厳島神社の鳥居の色にかけているのかもしれません。
【撮影:佐野次郎 2013.9.11 的場町ー猿猴橋町間】