2015/12/06

オハネフ25 13

私佐野次郎は、昭和44年生まれでして、鉄道の花形といえば、ブルートレインと在来線の特急列車という印象が強いのであります。SLブームや路面電車の全盛期を知るのには、少し遅すぎた世代でもあります。
ブルートレインの中でも、王道はやはり東京と九州を結ぶ、「あさかぜ」「さくら」「はやぶさ」「富士」といった名列車で、私も強い憧れを感じました。国鉄最後のダイヤ改正となった1986年11月改正で「あさかぜ1.4号」がグレードアップされたのには大いに期待したものでした。
時代は流れ、ブルートレインの代名詞になったのは、1988年3月改正で登場した上野ー札幌間の「北斗星」でした。個室寝台車や食堂車は在来車両の更新でありながら、大いに注目を集めました。JR北海道とJR東日本の所属車で仕様の違いがあったり、クルーズトレイン的な要素があったのが良かったのでしょうね。
写真のオハネフ25 13は、1974年3月に富士車輌で完成し、向日町運転所に新製配置されました。「北斗星」への転用に先立ち、耐寒・耐雪設備を強化し、乗降扉を折戸から引戸に変更しております。いつかは乗ろうと思っていた「北斗星」ですが、周知の通り3月改正で廃止になってしまいました。
【撮影:佐野次郎 2013.4.18 大宮駅】

2 件のコメント:

  1. アップルサイダー2015年12月9日 21:32

    あ、ほんとだ。昔に乗った出雲は折戸でした。
    懐かしいなぁ。何らかの形でまた乗りたいですね。

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  2. アップルサイダーさん、コメントありがとうございます。客車時代の「出雲」懐かしいですね。何らかの形でまた接したいですよね。

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