2018/12/02

東武鉄道20000系(21852F)

東武鉄道は2000系に代わる日比谷線直通用車両として、20000形を1988年から92年にかけて104両(8両編成13本)を製造したあとで、前後2両の乗降扉を5扉に増設した20050形を1992年から94年にかけて64両(8両編成8本)製造しました。
20050形が登場した頃というのは、いわゆるバブル崩壊の真っただ中ではありましたが、現在に比べればいろいろな意味でゆったりした時代だったと思います。パソコンもネットも携帯もなく、カメラもフィルム式だった頃でしょう。
ただ社会の活力は旺盛でもあり、路線の整備途上でしたので通勤電車の混雑も激しく、乗降扉を増やして乗降時間の短縮が目指されました。20050形で両端2両を5扉にしたのは、日比谷線にはホームの両端に出入口がある駅が多かったからです。
写真の21852Fは、1993年1月に東急車輌で完成したものです。営団地下鉄でも同時期に両端の2両を5扉車にした03系を製造しました。昨今ではホームドア導入に支障となるため、多扉車はほとんど姿を消しておりますね。
【撮影:佐野次郎 2018.4.29 せんげん台ー大袋間】

東京メトロ日比谷線03系〈03120F〉

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