2018/12/24

東京メトロ千代田線6000系(6116F)

東京メトロ千代田線の6000系電車が2018年10月5日に営業運転を終了しました。そのあと10月13日から11月11日の土休日限定で綾瀬~霞が関間で1日1往復の特別運転を行ってから完全引退したわけです。
6000系は1968年に一次試作車が完成してから、営団地下鉄千代田線の主力車両として、1990年の7次量産車まで353両(10両編成35本・3両編成1本)が製造されたものです。先進的な技術の採用により、長期の使用に充分対応できる車両となりました。
同時期に製造された国鉄の通勤電車は、103系→201系(203系)→205系と移行していますので、6000系の技術がいかに進んでいたか、想像できるのではないかと思います。普通鋼製・抵抗制御の103系から6000系の水準に近づいていく歴史とも捉えらえるわけです。
写真の6116Fは、1972年8月に川崎重工で完成したものです。1993年8月に冷房改造、1995年8月に制御装置のVVVFインバータへの更新を行いました。2016年8月に廃車となり、インドネシアに譲渡となりました。
【撮影:佐野次郎 2011.1.8 豪徳寺駅】

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