2010/06/28

東京地下鉄6000系(6126F)

千代田線は1971年3月に大手町ー霞が関間が開業し、1978年3月に代々木公園ー代々木上原間が開業して全通しましたが、6000系を1968年の試作車から1991年の6135Fまで7次に渡り増備しました。1981年に輸送力増強・5000系の東西線転用を目的として4次車として70両(6122F~6128Fの10両編成7本)を増備しました。
車体断面は3次車までと同じですが、集中式の冷房装置を搭載できるよう準備工事が施されていました。車内はラインフローファンを装備して平天井となりました。側窓はバランサー付きの1段下降式となり、天地方向に870mmと拡大されたため見栄えが向上しました。座席の一人当たり占有幅は430mmと13mm拡げられました。
制御装置は電機子チョッパ制御のCH-MR130、主電動機は出力145kWのHS-1003-Arb、補助電源装置はHG-544-ArBです。台車はFS378B、集電装置はPT-4301S、冷房装置はCU761を装備しています。
写真の6126Fは1981年7月に日本車両で完成したものです。1988年5月に冷房改造を行っております。制御装置をVVVFインバータ制御に換装することはなく2011年1月に廃車となり、インドネシアに譲渡となりました。