首都圏で一番よく走っている電気機関車といえばEF65形でしたが、JR貨物による新形電気機関車の導入により大幅に数を減らしています。
優美なスタイルで人気のあったもと特急用の500番代は既に運用を退き、一般型とよばれる0番台も最後の1両となった100号機の離脱が時間の問題になっています。
現在走っているのは1000番台の後期形を中心としたグループですが、これらも数を減らしています。かつてはブルートレインの先頭に立っていた機関車で、近年まで「出雲」や「銀河」の牽引機として東京駅まで顔を出していました。
写真の1094号機は1978年5月に川崎重工・東洋電機で完成し、下関運転所に新製配置されました。関西~九州間の寝台特急の牽引などに活躍しましたが、運用の削減により2000年3月にJR西日本からJR貨物に売却され、新鶴見機関区の配置となっています。