2010/06/12

EF66形100番代(106号)

 国鉄は累積し増え続ける赤字に対する抜本的な対策として、1987年4月に分割・民営化されたのですが、中でも貨物輸送における営業赤字がもっとも深刻であったと云われています。
 1989年にコンテナ輸送を強化するために、EF66形・ED79形・EF81形の3形式が製造されたのにはとても驚きました。なにしろ各地のヤードには貨物輸送の削減で余剰になった色褪せた機関車たちがまだ置いてあった頃でしたので・・・。
 EF66形100番代は、0番代を基本にしていますが、外観や塗装のデザインは新しくなっています。また機器には細かな改良が加えられています。また運転士の作業環境改善のために、エアコンも装備されました。
 写真の106号機は1989年3月に川崎重工で完成したものです。吹田機関区に配置され、東海道線を中心に使用されています。

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