2010/06/01

京浜急行電鉄800形(801編成)

 京浜急行の普通電車によく使われているのが写真の800形電車です。京急本線の京急川崎ー金沢文庫間では一番よく走っている電車ではないでしょうか?
 車体は普通鋼製で18m・4扉という珍しいレイアウトとなっています。しかも扉は通勤電車ではすっかり珍しくなった片開きです。それでも1978年の登場当時に3両の短い編成で横浜駅に進入してくる姿を見たときには、凄い電車が現れたものだと思いました。当時私は小学生でしたが。
 主回路は界磁チョッパ制御を採用し、京浜急行では初めての省エネ電車となりました。また6両編成すべてがモーター付き車両で、つわもの揃いの京急の中でも卓越した高加速度を誇ります。こういう優秀な電車があるから、快特と同じ線路の上をこまめに各駅に停車する普通を走らせることができるわけですね。
 写真の801編成は、1978年12月に東急車輛で完成した801編成と、1979年1月に東急車輛で完成した802編成を1994年11月に更新修繕とともに6両固定編成に改造したものです。

2 件のコメント:

  1. 佐野次郎さん こんばんわ 亀次郎です。
     京急800形が出た当時は、その頃ですから近代的な車内と、当時「特急塗装」と言われたカラーリングが魅力的でした。
     現在は静かな車両が多くなってきた中で、95km/hの普通最高速度時の爆音を聞くと、800形も心配する年月がやってきた感じが否めませんね。
     片開き車両を乗りたい場合は比較的よく来る車両なので、現時点ではいいですが、初代1000形のようにめぐりあうのに苦労することのないよう、これからもよく乗るようにします。(でも普通ですから蒲田までだって、時間が掛かるわ掛かるわです。)

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  2. 亀次郎さん、コメントありがとうございます。

    おっしゃる通り800形は現在の2100形や新1000形のように窓周りがアイボリーの塗装でデビューしました。
    当時の快速特急用の先代600形も2扉とはいえ、「特急塗装」ではありませんでしたので、新鮮な印象でした。
    2000形が走り始めてから、現在の塗装に変更されていきました。

    京急の品川ー金沢文庫間にはたくさんの駅があります。私もJRが止まると京急を利用しますが、快特には激混みで乗れず、普通は時間がかかるということになります。家に帰れるだけでもありがたいとは思っていますが・・・。

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