2020/06/07

E531系(カツK409編成)


上野東京ラインができてからインパクトを感じたのは、常磐線の電車が品川まで乗り入れてくるようになったことです。取手以北に入るE531系、取手までのE231系、特急用のE657系といずれも上野まで行かないと見られない電車だったからであります。
乗り入れるのが品川までとなっているのは、営業上の効果を精査して、直流専用電車よりも高価な交直両用電車の調達を抑えたものと推測します。常磐線沿線に住んでいて品川に通勤している方にはすごくメリットがあるでしょうね。なんといっても始発は空いておりますので。
さて現在常磐線の主力となっているE531系ですが、ランニングコスト削減に重きを置いていたJR東日本の新型電車が、信頼性向上に舵をきった記念すべき形式ともいえるでしょう。現在最多勢力となっているE233系に先行する部分もあったと思います。
TXの存在も意識しているのか最高速度が130km/hに向上し、特別快速も設定されました。揺れ防止のバンパがついた台車も頼もしいです。E531系にはグリーン車もつきましたので、415系に比較して相当なサービス改善がなされたといえるでしょう。
【撮影:佐野次郎 2018.6.5 品川ー新橋間】

0 件のコメント:

コメントを投稿