2020/07/12

品川駅の山手線6扉車


JR東日本の通勤電車には、ラッシュ時の混雑緩和を目的として、通常片側四か所の出入口を六か所に増やした車両がありました。山手線の205系を最初に、横浜線に導入されました。その後は、京浜東北・根岸線の209系にも採用されました。
21世紀に入り、E231系の時代になってからは、中央・総武緩行線にも入り、山手線のE231系500番台にも採用されました。新製ではこれが最後ですが、205系の6扉車は転属により埼京線で使用されました。
時代は流れて、安全性向上のためホームドアが導入されることになり、山手線のE231系500番台には4扉車が増備されて、6扉車は編成から外れました。他路線でも置換え済で、去る3月に中央・総武緩行線でも編成の組換えにより6扉車は姿を消しました。
写真の品川駅では、長い間使用されていた山手線用の留置線も姿を消しました。現在は線路もはがされて空き地になっています。いずれは京急線が地上に降ろされて新しい京急品川駅の一部として活用されることでしょう。
【撮影:佐野次郎 2009.6.7 品川駅】