209系2000番代は、千葉以東のローカル用に使用していた113系の老朽化が進んでいたため、京浜東北・根岸線へのE233系1000番代投入により捻出された209系の主要機器を更新・転用改造を施したものです。空気式戸閉装置装備車が2000番代、電気式戸閉装置装備車が2100番代の車号を与えられています。
改造に際して、スカート大型化、行先表示・運行表示器のLED化が行われました。また先頭車の側扉間の腰掛はE217系やE233系近郊タイプと同様のセミクロスシートに変更されました。識別帯の色は青と黄色に変更されています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC88A、主電動機は出力95kWのMT68A、補助電源装置は待機二重系SIVのSC92です。台車はDT61/TR246U、集電装置はPS28A、冷房装置はAU720A、制御伝送装置はMON19を装備しています。
写真のC405編成はTc20+MM´147+Tc´20を2009年7月に大宮総合車両センターで転用改造したものです。両先頭車は浦和電車区の旧19編成、中間車は浦和電車区の旧72編成から転用したもので、全車2100番代となっています。2022年2月にホームドア対応工事を完了しています。