2023/05/07

211系3000番代(マリ508編成)

現在新型E131系電車の投入により注目を集めている千葉以東のローカル輸送ですが、2006年4月の段階では113系電車に統一されていました。2005年度から2006年度にかけてE231系増備によって捻出された国府津車両センターの113系によって、113系の経年車の置換えが行われました。
2006年度には高崎車両センターに配置されていた211系の基本編成にグリーン車が組み込まれたことによって、211系3000番台の5両編成が捻出されました。この211系14本によって113系6両編成の一部が置き換えられました。転入に際してカラー帯が湘南色から変更されました。
2008年度には、京浜東北・根岸線にE233系1000番台を投入することで捻出される209系0番台780両のうち324両を2000番台・2100番台に改造し、千葉以東のローカル輸送はすべて209系化する計画に変更となり、211系の千葉以東での活躍は6~7年で終焉を迎えることになりました。
写真のマリ508編成は、1989年8月に川崎重工で完成し、新前橋電車区に新製配置されたものです。2006年10月に幕張車両センターに転属し、マリ403編成となりました。2008年9月に霜取り用パンタを増設し、マリ508編成となりました。2013年10月には3両化されて長野総合車両センターに転属してナノN338編成となり、115系の代替に充当されました。