2023/05/31

E235系1000番代(クラF-11編成)

E235系1000番代は横須賀・総武快速線で使用しているE217系の置換えを目的として導入されたものです。山手線用のE235系を基本としていますが、2階建てグリーン車を組み込んでいること、側扉に半自動スイッチを設けていることや分割・併合を行うため先頭車に電気連結器を備えていることなどが特徴です。
車体は軽量ステンレス製でsustina構体を採用しています。総武快速線での激しい混雑を反映して普通車の腰掛はロングシートに統一されました。ちなみにM2車屋根上の箱は何だろうかと思っていましたが、これは床下に収まらない元空気タンクとなっています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC104A、主電動機は出力140kWのMT79、補助電源装置は待機二重系SIVのSC107Aです。台車はDT80/TR273系、集電装置はPS33H、冷房装置はAU737/AU742系、列車情報管理装置INTEROSを装備しています。
写真のクラF-11編成は2021年5月に総合車両製作所新津事業所(グリーン車のみ横浜事業所)で完成したものです。E235系1000番代は最終的に745両(11両編成51本・4両編成46本)を導入する計画になっています。

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