2023/10/29

小田急電鉄1000形(1091F)

1987年度に導入された小田急電鉄1000形ですが、1991年度に導入された5次車で10両編成1本が初めて投入されました。小田急の一般車では初めての10両固定編成で、車両番号は1090番台が起こされました。
複々線化の完成により一般車の10両固定編成も増えましたが、人流の回復が顕著な現在でも増加は止まっている様子です。5000形の増備も行われていませんが、8000形の整理も進んでいることもあり次なる展開も期待したいところです。
1000形も未更新の車両は既に整理されていますが、残っている車両はリニューアルにより機能の向上を図っています。列車情報管理システムTIOSを導入し、制御機器・主電動機・冷房装置・室内設備なども一新していますので、新車に近い改善が図られているといえるでしょう。
写真の1091Fは、1992年1月に日本車両で完成したものです。2018年2月に車体修理と機器更新を完了しております。1000形の10両固定編成は優先的に車体修理と機器更新が行われています。