2023/10/01

E217系(クラY-26編成)

E217系は横須賀線・総武快速線で使用されていた113系1000番代の後継車両として1994年から1999年にかけて745両が製作されたものです。1994年6月に運用開始以来長年過酷な運用をこなしてきましたが、後継となるE235系1000番代への置換えもかなり進んでいます。
車体は軽量ステンレス製で近郊タイプでは画期的な4扉となりました。座席はロングシートが基本ですが、一部にセミクロスシートを維持して遠距離輸送と観光輸送を考慮しました。グリーン車は朝夕ラッシュ時の座席確保を目的として二階建て構造を採用しました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC88、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC89です。台車はDT61B形/TR246系、集電装置はPS28A、冷房装置は普通車がAU720A・グリーン車がAU721を装備しています。
写真のクラY-26編成は1997年11月に東急車輌で完成したものです。2008年8月に東京総合車両センターで機器更新工事を完了しました。2018年7月にホームドア対応工事を完了しています。

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