2023/10/27

京成電鉄3600形(3688編成)

京成電鉄3600形は、標準通勤車として1982年から89年にかけて54両(6両編成9本)が導入されました。6両編成で4M2Tの編成ですが、将来の8両化を想定して車両番号の末尾4・5は欠番となっていました。3500形の後継となりますが、回生ブレーキを使用可能として省エネルギー化が図られました。
車体は軽量オールステンレス性で、客室内は分散式冷房装置を採用したため、天井が高くなっています。大きな1段下降式の窓を採用し、蛍光灯も増設されたので客室内も明るくなりました。またサービス改善のため、吊手・扇風機を増設しています。
制御装置は界磁チョッパ制御のES-783-A-M、主電動機は出力140kWのKMM8500、補助電源装置は静止型インバータのBS483-Bです。台車がFS-513/FS-013、冷房装置は分散式のCU-15B/CU-15Cを装備しています。
写真の3688編成は、1989年7月に日本車輌で完成したものです。当初は6両編成でしたが、1998年12月に3668編成から中間車2両を増結して8両編成になりました。2020年7月には再度新製時の6両編成に戻るとともに、車体外部帯を当時のファイヤーオレンジの単色に復元しました。

過去の記事から
京成電鉄3600形(3688編成) 8両編成
https://sanojiro.blogspot.com/2019/11/36003688.html

0 件のコメント:

コメントを投稿